Indie Rock

レビュー

Man/Woman/Chainsaw – Cannonball ~ポストパンクを拡張するアートロック

デビュー・アルバムにして、すでにMan/Woman/Chainsawというバンドの個性がはっきりと刻まれた、実に見事な1枚。
Pick Up

The Strokes – Reality Awaits ~変わり続ける、25年目のストロークス

誰もが真似をしたくなったロックンロール・リヴァイバルの象徴だったバンドは、25年経った今でも、過去の自分たちを再現する「リヴァイバル」には収まらない。むしろ、いつだって「今はちょっと変だ」と思わせながら、その先で時代の感覚と結びついていく。The Strokesは、そんな形で今も時代の先頭を走り続けている、唯一無二の存在なのだと思う。
ライブレポート

MITSKI @ FUJI ROCK FESTIVAL’26 WHITE STAGE(2026.07.26)

あれから1週間。WHITE STAGEで体験したMitskiのステージのことを、ずっと考えている。その表情や仕草だけで、一曲ごとに異なる演劇を見せられているようなパフォーマンス。雨の中、フジロック最後に目にしたライブだったことも相まって、そ...
レビュー

Iceage – For Love of Grace & the Hereafter ~変化と熱量のロックンロールアルバム

聴き終えるまでに、「向こう側へ突き抜けてしまいそうになる」感覚、つまり、最高のロックンロールを体験したときの、「あの感覚」が何度か訪れる、最高のレコードだ。
レビュー

The Lemon Twigs – Look For Your Mind! ~洗練され続ける黄金ポップ

デビュー当時から変わらぬテイストでクラシックなソングライティングをより深く掘り下げてきた彼らだが、そのクオリティは恐ろしいまでに洗練されている。
レビュー

Friko – Something Worth Waiting For ~静寂を突き破る飛躍

シカゴのインディ・コミュニティ「Hallogallo」をホームグラウンドに持つ4人組インディ・ロック・バンド、Friko。2024年、ここ日本でも作品そのものの力だけで異例のバズを巻き起こし、デビューアルバムは大きな注目を浴びることとなった...
レビュー

Snail Mail – Ricochet ~柔らかい歌声の反射

アメリカ・メリーランド州出身のリンジー・ジョーダンによるソロ・プロジェクト。前作「Valentine」から5年、友人でもあるMommaのアーロン・コバヤシ・リッチをプロデューサーに迎えて制作された3作目のアリジナルアルバム第一印象は「物足り...
レビュー

Courtney Barnett ~Creature Of Habit 衝動と瑞々しさ

繊細で瑞々しいソングライティングの魅力とダイナミックなロックサウンドが絶妙に融合した一枚ながら、同時にとてもポップでカジュアルに楽しめる充実作。
レビュー

The Sophs – GOLDSTAR ~無軌道こそが直球のデビュー作

LAを拠点に活動する6人組。ライブ未経験のままデモテープを送り、Rough Trade Recordsと契約に至ったという逸話を持つ。昨年の先行曲「SWEAT」が出た時点で聴いていたので、「分かりやすいストロークス直系バンドが出てきたな。ア...
レビュー

Mitski – Nothing’s About to Happen to Me ~ミツキの部屋から出られない

本作は優しくオーガニックな響きをたたえた印象で、過去作の中でも、最も彼女の「歌」を堪能できる作品だ。カントリーやアメリカーナ、フォークに寄ったサウンドは、これまでのインディー・ロック寄りの荒々しさを背景にしつつも、その表情を穏やかに整える。
レビュー

Cardinals – Masquerade ~哀愁とダークロマン

熱を帯び続けるアイルランドのロック・シーンから生まれた、またひとつの傑作ロックンロール・アルバムだ。
ライブレポート

Wet Leg @Toyosu PIT(2026.02.18)

1stアルバムのタイミングの来日では見られなかったため、昨年の傑作2nd『moistourizer』のこのタイミングでようやく初目撃。Toyosu PITにも初体験で、さすがに3,000人キャパのスタンディング箱は大きく、後ろの方からだとス...
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Dry Cleaning – Secret Love ~語りを越えて身体を揺らす、静かなグルーヴ

サウス・ロンドンのDIYシーンから頭角を表し、2021年の1stアルバム「New Long Leg」で注目を集めた4人組バンド。本作は、2022年の前作「Stumpwork」以来となるキャリア3作目。このバンド最大の特徴である「スポークン・...
レビュー

Geese – Getting Killed ~これが、2025年最高のロックンロール・アルバム

ニューヨーク州ブルックリン出身の5人組バンド。本作は2021年 レーベル・デビュー作となる『Projector』、2023年の前作「3D Country」に続く作品で各種メディアで軒並み高評価を得て大注目を浴びる。2024年にはキャメロン・...
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Wednesday – Bleeds ~ノイズと郷愁の狭間で、震える表情

ノースカロライナ州アシュビルで結成。カントリー、シューゲイザー、90年代オルタナティヴ・ロックを融合させたサウンドが特徴の、Vo.カーリー・ハーツマンを中心としたバンド。初めてWednesdayの作品に触れたのは2021年「Twin Pla...
レビュー

THE BETHS – Straight Line Was A Lie ~ 人生は思い通りにいかない

2014年にニュージーランドのオークランドで結成された4人組インディー・ロック・バンド。2018年に1stアルバム「Future Me Hates Me」をリリース。本作は2022年「Expert In A Dying Field」以来の4...
レビュー

Royel Otis – hickey ~忘れかけた衝動が鳴り出す、直球ギターポップ

シドニーの幼なじみ、ロイヤル・マデールとオーティス・パヴロヴィッチによる二人組インディーロックデュオ。2023 年の EP『Sofa Kings』でデビュー。2024 年1stアルバム『Pratts & Pain』で注目を集める。今時では珍...
レビュー

Wet Leg – moisturizer ~ユーモアと力強さと親密さ。Wet Legの現在地

イギリス・ワイト島出身のリアン・ティーズデイルとヘスター・チャンバースによる女性2人組インディー・ロック・バンドとして2019年結成、2021年デビュー。本作からツアー/レコーディングを共にしている3人を加えた5人組バンドとなる。個人的20...